
8月後半に入ったにもかかわらず、相変わらず暑い日が続いてます。
福島原発では、放射能に汚染された水が漏れまくってます。海にも漏れてます。とにかくとてもヤバいです。
この「汚染水」問題、地下水が海に漏れてる以外に、新たにタンクからの漏れも発覚しました。
詳しく調べたら、別のタンク2基からも漏れが疑われているとのこと。
<タンク汚染水300トンが漏えい 福島、8千万ベクレルの高濃度 - 47NEWS(よんななニュース)2013/08/20>
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013082001001392.html
<タンク2基で新たな漏えいか 福島第1原発、底部で高線量 - 47NEWS(よんななニュース)2013/08/22>
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013082201001629.html
敷地内には、このタンクと同型の物が、約350基あるそうです。耐用年数は5年とか。ただ、今までもすでに4件の漏れがあったので、実際は5年ももたないという意見もあります。
それと、タンク周辺の空間線量(放射線の強さ)が、毎時100ミリシーベルト(100mSv/h)と非常に高いため、作業に支障が出る恐れもあります。
この「シーベルト」という単位、100mSvを超えると、がんになる可能性が出てくると言われてます(※最近では、100mSv以下でも発がんの危険性を指摘する意見もアリ)。
そういうことから、作業員の方の浴びていい放射線限度も、100mSvとなっていると思われます(※1年で50mSvか、5年で100mSvらしいです)。
ちなみに、一般人が普通に生活していて浴びる放射線量は、1年で約1mSvほど(※これももう少し高いという意見もあったりしますが)。
タンク周辺で、1時間に100mSvということは、なるべく素早く作業しなくてはいけないということ。例えば、30分の作業で、年間の50mSvという限度を超えてしまい、法令上は作業ができなくなるということです。
今は3か所ですが、これから先どんどんタンクが劣化して敷地内が高線量だらけになったら、人が近づけなくなる恐れも出てきます。
そうなると漏れの修理なんてことは不可能で、ただ傍観するしかなくなります。
タンクから別の場所への移し替えなど、早く対策取らないと本当にお手上げ状態になっちゃいます。
【関連する記事】
- 放射能のぷち話2 花粉の飛び方は分かりやすい
- 汚染水 外洋に垂れ流し 東京電力が
- 福島原発 凍土壁は失敗か?
- 放射能のぷち話
- 放射能 毎時1000万ベクレル 大気中に放出続いてます
- 福島原発のタンクからの汚染水問題の続報
- 福島第一原発2号機 23億ベクレルの汚染水(トリチウム追記)
- 今週は、福島原発でいろいろ動きアリ
- 福島原発での汚染水問題と、海洋への拡散動画
- 放射能危機は終わってません
- 東日本大震災から2年経った
- 新たに、福島で18歳以下2人が甲状腺がんというニュースと、それを報じないNHK
- 忘れた頃に地震
- 今夜放送『ETV特集 シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告』
- 福島で18歳以下1人が甲状腺がんというニュース
- 大飯原発再稼働のいい加減さ
- 大飯原発再稼働をするべきでない理由
- 福島第一原発4号機の現状
- 4月から食品中の放射能の基準が変わったけど
- まだ見てない人は一度見てほしい、放射能の汚染マップ